貧困、ヤングケアラー、孤独など、様々な課題を抱える日本の子どもたちに向けて
必要な支援を届けている「認定NPO法人カタリバ様」を通じて寄付を行いました。
「どんな環境に生まれ育っても未来をつくりだす力を育める社会」を目指すカタリバの理念に共感し、
少しでもその活動の力になれればと願っています。
子どもたちの可能性を信じ、今後もさまざまな形で社会貢献に取り組んでまいります。
カタリバの主な活動内容
■緊急災害子ども支援
カタリバは災害時に、被災した子どもたちにいち早く安心できる居場所と学びの場を作る活動に取り組んでいます。
2011年東日本大震災以降、2016年熊本地震や2018年西日本豪雨ほか、2025年9月現在までで20以上の地域で災害時の緊急的な子どもの居場所づくりを開設してきました。
2024年能登半島地震では発災2日後に現地入りし、避難所に11か所の居場所を開設。のべ4,400人が利用しました。また被災した中学3年生・高校3年生たち313人へ、受験費奨学金を給付しました。


■不登校などの学校に行きづらさを抱える子どもの教育支援
子どもたち1人ひとりが「未来は、つくれる」と意欲と創造力を持てることを目指しているカタリバは、「不登校」という課題を抱えている子どもや家庭の支援にも取り組んでいます。
新型コロナウイルスによる一斉休校等が行われた以降、「不登校」とされる小・中学生は急増しており、2023年度は34万6,482人となり、日本の社会課題となっています。
カタリバでは、学校の教室に入りづらい子どもたちのために、教育行政や学校と連携し、様々な取り組みをしています。学校の空き教室や空き校舎を利用して、第3の居場所を運営し、子どもたちが学び続けられる環境をつくっています。また、オンラインを活用した、学習支援・居場所づくりも実施。不登校の問題に悩む、保護者の支援にも取り組んでいます。


■経済的な困難を抱える子どもの教育支援
2021年時の厚生労働省の調査で、日本の子どもの相対的貧困率は11.5%でした。これは、子どもの約9人に1人が貧困状態にあるということです。加えて、特にひとり親世帯ではその割合が高く、2人に1人が貧困状態にあるという結果になっています。
こうした経済的困難を抱える家庭の子どもたちが、意欲を持ち続け、夢をかなえていけるように、カタリバでは学習支援や食事の提供、安心できる居場所施設の運営をしています。家族のケアや離島暮らしなどで、自分の足で居場所施設に通うことが難しい子どもには、オンラインで担当スタッフが伴走。学習支援や日常の困りごとの相談などを、北海道から沖縄まで各地に暮らす子どもたちに行っています。
また模試試験の受験費用や、高校・大学等の進学に関する受験費用等の給付も行っています。


